iCloudでは、パソコンは単なる1デバイスへと格下げされ、すべてはクラウドに保存、同期されます。新しい連絡先やカレンダーの予定、文書、写真、曲等データを追加すれば、すべてiCloudで利用できるわけです。新しいデバイスを買ったり、MacからiPhone、iPadへと移行しても、殆どの重要データはそこにあるので、簡単に引き出して使用できるわけです。まあ、こう書くと今までのクラウドとも同じ印象を受けるかもしれませんが、それは間違いです。
何がかというと、iCloudは近い将来、多くのアプリの基本機能になるだろうという事です。つまり、たくさんのアプリを日々リリースしているデベロッパーがiCloudストレージAPIを組み込み、アプリをiCloudに繋ぐことができるようになるという事です。アプリにこの機能が入るとなると...想像するだけで凄いですよね!
iCloudはほとんどのApple製アプリのネイティブとして組み込まれていくでしょう。もはやiPhoneだろうがMacbookだろうがiPadだろうが関係なく、デバイスはデータを引き出すための道具になります。iPhotoには新しくフォトストリームボタンがついて、自動でiCloudに写真をアップロードし、他のデバイス(WindowsパソコンやApple TVも含む)で共有できるようになるそうです。しかもフォトストリームは5ギババイトの総容量には勘定されない。音楽とアプリも同様ですがメール、文書、バックアップのみが対象で、追加のストレージを購入する事も可能だそうです。
この便利さを体感したユーザーは、Appleから離れられないでしょうね... もはや、Appleはハードを売っている企業ではなく、Googleの様な革新的なユーザー体験や技術を売っている企業だという事でしょう。今後も期待してます!