Native Instrumentsが開発した、様々なソフトウェアやデバイスで使用可能なオーディオフォーマット Stemsについて、2015年8月から利用可能と正式にアナウンスされました。制作した楽曲をStemsファイルとしてコンバートできる無償のStem クリエーター・ツールは、2015年夏よりStems ウェブサイトより無償でダウンロード可能で、TRAKTORでは同じく夏にアップデートされるTRAKTOR 2.9から対応との事です。
これからのDJは、Native instrumentsの紹介サイトにあるように、それぞれのStem パートをミックスすることで簡単にトラックの編集を行えたり、マッシュアップやアカペラもすぐに作れるわけです。従来のEQやフェーダーを使ったDJのプレイに加えて、今までまで調整不可能だったマルチチャンネルのミキシングが可能になり、アカペラやインストを必要路しなくなるでしょう。DJの定義が塗り替えられ、リアルタイムで作業するリミキサーのようなプレイが可能になります。
また、音楽業界全体にとって有益になるよう、Stemsはオープン・フォーマットとして開発されていて、 DJやプロデューサーは無償のStem クリエーター・ツールを使って自分のStem ファイルを作ることができるようになります。ソフトウェアやハードウェアの開発者の方々には、将来の音楽制作ツールやパフォーマンスツールの開発に向け、Stemsのプログラムコードやスペックへのアクセスが可能になります。
この事は音楽レーベルや音楽ダウンロードストアにとっての新たなビジネスチャンスともなるでしょう。従来の楽曲の再発売のニーズもあるでしょうし、これから先の新譜のニーズもあるはずです。誰でも制作、演奏、流通させる事が可能で、すでに数百のレーベルがStemsにサインしたとの発表もあります。
[Stemの特徴まとめ]
◼︎Stemファイルはオープン・フォーマットかつマルチ・チャンネルのオーディオファイル。
◼︎Stemsはmp4に5つのステレオトラック(例 : ベース・ドラム・ボーカル・シンセ・全部をまとめた通常のものの5トラック)を格納したマルチトラックのオーディオファイルで、対応予定のTraktorなどの専用ソフトで展開可能で、それぞれ独立した操作が可能。
※Stemsは前述どおりmp4の拡張フォーマットなので、iTunesやCDJなどのステレオからは通常の音楽として再生されます。
DJ プレイの幅を広げるStems、リリースが楽しみです!
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