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2017年2月6日月曜日

SATOL - a匕to - 創立 ~なぜ "ロシア" で ”今” なのか?~


O.N.O主宰の〈STRUCT〉やベルリンの〈Madberlin〉等から作品を発表し、2016.4月には〈PROGRESSIVE FOrM〉からフルアルバム『Shadows』をリリースした日本人プロデューサーSATOL。

自身の新たなプロダクションとして"a匕to [亜霊止] – AHITO"をロシア人ILYAと設立。2016.12月にリリースし即完売した第1弾カセット作品 "sons of AHITO" は BPMを完全に無視しつつ聞き手にわざと気づかせるリズムを多用し海外のモノマネを心底嫌う彼の思考を反映したクロスオーバーするハイブリットな楽曲を作り上げた。その全てがシュルレアリスムのデペイズマンを音楽化させた手法になっている。

SATOLが正式にロシア ニジニ ノボゴルドで創設を果たしたアバンギャルド/ハイブリッド サウンド プロダクション - a匕to[亜霊止] -

なぜロシアだったのか、そしてなぜこの状況下で”今”設立したのか...

その疑問を本体でもあるSATOL本人、そして - a匕to[亜霊止] - の黒幕、ILYAに話を聞いてみました。
(interviewer : Ekaterina 翻訳 : Ivan)





Q1 : まず、ahito -亜霊止- の由来を教えていただけますか? 

SATOL(以下S) : 霊止-は神道用語でヒト(人)の意味です。神道特有の考え方でもありますよね。人それぞれ各々に此処の幽霊が体に憑依している。それはそれぞれ特有である。

そこに社会不適合者や、精神疾患だと現在の社会にそう思わされてる方々。また俗に言う一般人、以上に辛い思いをしてる人、人間関係から孤立しちゃう人だったり価値観自体が全然違う人だり...

今の日本の個性のない意識の画一化した(もちろんその中にいてる彼らも大変な思いをしている)社会性にはどうしても合わない人たちもいてる。その意味を込めて ahito -亜霊止- を作りました。



Q2 : なぜ、今ahitoを始動したんですか?

 S : ILYAとの出会いがとても大きいんですが... 元々日本ではO.N.O [THA BLUE HERB / STRUCT]に凄くお世話になっていたわけです。むしろ今もお世話になってます。

でも、前々から独立したかったと。音楽シーンみたいに"やるかやられるかっ"みたいな考え方ではなく、茶道の世界のようにちゃんと上を立てながらね。それが正しいあり方だと思ったから。



Q3 : なぜ"やるかやられるか"では駄目なのですか?

S : 駄目とは言ってないけど、現在の音楽シーンは...

例えば、オリンピック競技ほど規制がなくてもいいけど... だからと言って、ちゃんとした公正なジャッジがあるように思えない。

...言いたい事は...ジャッジができにくい事は重々承知の上で...

いずれにしても純粋に"音楽のみ"で勝負できていないし、権力なども見え隠れしているなと。まだ他の事象もあるけど...



Q4 : なるほど。で、なぜロシアだったんですか?

ILYA(以下I) : あー、あれは僕が言ったんだ。

「それじゃあロシアから逆にアクションとってみないか」って。

で、僕はニジニ ノボゴルドが本拠地なんで、そこにahitoの住所を置くことにしたんだよ。

1週間に4回はスカイプでSATOLとは話すけど、どうやら結局のところ文化は全然違うけれど、もし本当に人の悩みや闇が真相をついているのであれば、そこはロシアも日本も一緒のような気がした。



Q5 : 考え方としては、常識や表層に隠れた本心を先程SATOLが言ったような特殊な人々で暴いていったり、不必要に気苦労してる方達を音楽といったツールで助けていきたい...ということでしょうか?

S&I : そうですね。

S : それと、音楽だけでのツールは今後は使わないかもしれません。

Q6 : と言うと?

S : 本も出そうと思ってます。内容はまだ内緒ですね



Q7 : 話は変わって... ILYAとSATOLはどういうきっかけで知り合ったんですか?

I : 約1年半前にとある場所で遭遇した。日本やロシアではないよ。

そこで友達になったよ。僕が日本のありとあらゆる音楽が大好きで...個性として受け捉えてるからね。で、SATOLに行く度となく質問したんだよ。そこからが始まりだった。



Q8 : でロシアのILYAそして日本のSATOLといったつながりが - a匕to[亜霊止] - と成って行く訳ですね?

 I : そうだね。SATOLへの質問の中で、ロシアと日本の社会や音楽のシーンを気付くと照らし合わせていってしまう自分がいた。

で、一緒にSATOLとビジネスするべきだと直感で思ったよ。



Q9 : - a匕to[亜霊止] - 本体から生まれたプロジェクト "sons of AHITO(以下SOA)" の1stのcdr付 カセットテープは約2週間で完売だったとか?

S : そうだね。本部に当時日本人二人が過去にいてくれて、彼らが全体の4分の1の販売をメンバーとして斡旋してくれたよ。

I : もちろん、ロシアの方でもベラルーシを含め買い取ってくれた店舗があるからそれもでかい。



Q10 : そのsons of AHITO(以下SOA)というこの集団は一体?



S : 僕が日本全国で集めたメンバーです。全て歌い手ですね。

彼らはそれぞれが各々のバンドに参加していて、僕がゲストでやらせて頂いた際に一緒に出てくれた。で、僕が気に入って SOAに加入してもらいました。


I : 初期オリジナルのプロジェクトのメンバーは本当に最高だったよ! これはその初期の頃の音源のfree DL↓プレゼントするよ!


S&I : Eiji、 Hulk、Reiji、神闘歌、Toshikazu、Bos 、Tsubasaその他辞めてしまった奴らも含めて本当に感謝している。



Q11 : 2ndのSOAのリリース予定は?

I : 次は5~6月に出そうとしている。特典付きでね。楽しみにしていてくれ。次はメンバーもガラッと変わってしまうけども。

S : えっと、、今決まってるのは初期メンバーのEiji、Hulk、Reiji、からの追加で各都市UMBチャンプの切刃、Raika、miniRA、それに火男、まだ追加すると思う。

Producer側は、俺、City One、Yolabmi、KG、Takuya Blant まだ追加有。今回はCDにするかもしれない。

Labelはもちろん - a匕to[亜霊止] - で、そして、更にディスクユニオンが契約してくれたんで。楽しみにしていてください。



Q12 : 最後に、今後の動きは?

I : 僕はあくまでもフィクサーを全うするよ。そして、日本にも行くかもしれない。僕には野望があるからね。

まあ、それを言わないのがまた - a匕to[亜霊止] - なのさ。SATOLはいつも俺にステルス戦闘機だって言ってくるけどねw

S : 僕とILYAはとても変わった関係で成り立っている。IOAN GAMBOAやO.N.O氏ともそうであるように。

ただ、こいつは本当に変わっていて、公表している情報が全て嘘みたいだ(爆笑) まるでペテン師だね。

えっと、元から持っている感受性や作り上げてきた誰にも似つかない価値観が亜であるゆえに自決を考えてしまっていたり、心を病ましてしまっていたり、そんな方の手元に僕らの作品があってそれが生きる力になってくれたらなと...

そういった作品、そういったメンバーも今後集めていくよ。新撰組や奇兵隊ではなく現代に適応した新徴組でありたい。


本日はありがとうございました!今後の活躍に期待しています♨


More Info
a匕to - ahito [亜霊止]
Web : http://www.ahito.info
FB : https://www.facebook.com/ahito.hinomoto
Insta : https://www.instagram.com/ahito_hinomoto/